
冬の花木

水仙(すいせん)
水仙は、ヒガンバナ科の多年生球根植物で、冬から春にかけて芳香のあ る白や黄色の花を咲かせます。葉は細長く、線状で、花茎の先に1輪から数輪の花をつけます。

椿(つばき)
椿は、ツバキ科の常緑高木で、光沢のある濃緑色の葉と、冬から春にかけて赤や白、ピンクの美しい花を咲かせます。日本原産で、庭木や茶花として親しまれ、種子からは椿油が採取されます。花言葉は色によって異なり、赤は「控えめな愛」、白は「完全な愛らしさ」とされています。境内地にも様々な種類の椿が植栽されています。

山茶花(さざんか)
山茶花は、ツバキ科の常緑小高木で、晩秋から冬にかけて白や淡紅色の花を咲かせます。花は平らに開き、散る際には花びらが一枚ずつ落ちるのが特徴です。日本固有の植物で、庭木や生け垣として広く栽培されています。花言葉は「ひたむきさ」「謙虚」「困難に打ち勝つ」などです。顕斎殿周囲をはじめ境内地にも多くの山茶花が植栽されています。

蝋梅(ろうばい)
蝋梅は、ロウバイ科 の落葉低木で、冬に甘い香りを放つ黄色の花を咲かせます。花弁は半透明で蝋細工のような質感が特徴です。中国原産で、日本には17世紀頃に伝わり、庭園や公園で観賞用として親しまれています。花言葉は「慈愛」「先見の明」で、寒中に咲くことから「先を見通す力」を象徴しています。奥津城登り口付近に見ることができます。

梅(うめ)
梅は、バラ科サクラ属の落葉高木で、中国原産の植物です。日本には古くから伝わり、観賞用や果実の利用などで親しまれています。早春に芳香を放つ白やピンク、赤色の花を咲かせ、花期は1月から3月です。果実は梅干しや梅酒などに加工され、食用として広く利用されています。また、梅の花は「不屈の精神」「高潔」といった花言葉を持ち、寒中に咲くその姿が由来とされています。 境内地にも多くの梅が植栽されており、5月下旬ごろに実を収穫し梅干し作りを行い、出来上がった梅干しは食堂で提供しています。

枝垂れ梅
枝垂れ梅は、バラ科サクラ属の落葉小高木で、枝が柳のように垂れ下がる特徴を持つ梅の品種です。中国原産で、日本には古くから伝わり、庭木や盆栽として親しまれています。2月から3月にかけ て、白や淡紅色の花を咲かせ、その華やかな姿が人々を魅了します。花言葉は「高潔」「忠実」「忍耐」で、寒さの中で美しく咲く姿に由来しています。金龍湖湖畔に見ることができます。