top of page
フォトアルバム(21).jpg

Festival Information

無農薬・​有機栽培で行う
稲の栽培

お米
謝恩祭

生長の家総本山の敷地内には、神前にお供えするお米の神饌田(田圃)があります。神饌田では一年をかけ、無農薬・有機肥料、昔ながらの手作業で米作りを行っています。4月の田お起こしから始まり、5月下旬頃、苗の植えつけを行い、7月から8月頃には水田の中の草取り作業を行います。こうして太陽や水、様々な微生物、そして人の環の中で育った稲は9月下旬頃に収穫の時期を迎えます。11月の秋季大祭(例大祭)にその年の新穀米を神前にお供えして自然の恩恵に感謝を捧げています。現代の機械化が進む中、あえて手間をかけ、自然と触れ合いながら行う稲作作業は、自然との一体感を深める宗教行として練成会などでも実施されています。

稲作

田植え

春の田植え

5月になると、田んぼの準備が整い、いよいよ田植えの時期です。田起こしや代掻きを経て、まずはお田植祭を執り行います。早苗を手植えで1本1本、真心を込めて植えて行きます。作業後には水面に青々とした苗が一斉に美しく並びます。

稲作

田植え

田の草取り

夏の間、6月から8月にかけては、稲の成長を見守りながら、水の管理や除草作業を行います。
除草剤を使っていないため、田圃には草が鬱蒼と生えてきます。稲に似た稗もあり目視で確認しながら丁寧に取り除きます。草を取ることで稲に栄養が行き渡り、良好な生育につながります。

稲作

田植え

稲刈り

秋の訪れを告げる9月から10月にかけて、黄金色に輝く稲穂が実りの時を迎えます。収穫の喜びとともに、鎌を手に取り刈り取っていきます。

稲作

田植え

稲架掛け

刈り取った稲は木や竹で組んだ「稲架(はさ)」に掛け、太陽と風の力で自然乾燥させます。約2週間、天日と風でじっくり乾燥させることで、後熟が進み、うま味成分であるアミノ酸が増加し、お米の味が向上するとされています。

稲作

田植え

懸税

収穫した初穂を丁寧に束にして御神前に奉安したものを懸税(かけぢから)といいます。収穫の無事を奉告し感謝を献げます。

稲作

田植え

脱穀

脱穀には機械を使用し、リレー形式で運びながら作業を進めます。籾殻(もみがら)を取り除き、玄米の状態した後、精米します。取り除いた籾殻は畑の肥料として、藁は菜園の畝に敷くマルチとして再利用し、自然の恵みを無駄なく活用しています。

稲作

田植え

神前に奉安

収穫した新穀米を初めてお供えするのが11月に執り行われる「秋季大祭」です。「稲霊(いねち)」として御神前にお供えし、自然の恵みに感謝を捧げます。祭典後は全国の生長の家教化部にお送りしています。

境内地の自然の恵み

天日干し
謝恩祭

敷地内には、梅や蜜柑、栗などの多くの果実の樹木が植えられています。また菜園ではキュウリやトウモロコシ、サツマイモの栽培、その他、椎茸栽培も行っており、収穫物は食材として活用しています。

サツマイモの栽培

田植え

苗の植え付け

春にサツマイモの植え付けを行います。蔓は斜め45度くらいにして、葉を数枚出して他は土の中に入れます。斜めに植えることで、蔓の節からバランスよく根が出て、大きさや形の揃ったイモができやすくなります。

サツマイモの栽培

田植え

蔓返し

サツマイモの蔓返しとは、伸びた蔓の節間から出る根を切って、株元への養分を集中させる作業です。蔓を裏返しにして株元に寄せることで、芋の肥大を促します。

サツマイモの栽培

田植え

サツマイモのの収穫

植えつけから約4カ月経った頃、葉が黄色くなり始めたのを合図に芋掘りを行います。スコップや手で、イモから少し離れた場所に刺して、土を掘り起こすして、傷つけないようにやさしく引き抜きます。

梅干し作り

田植え

梅の収穫

5月下旬頃、境内地にある50本ほどの梅の木には、青々とした実が成り収穫期を迎えます。職員で総出で収穫作業を行い、収穫後は傷を防ぐため、ヘタを取って、水に一晩漬けてアクを抜きます。

梅干し作り

田植え

塩漬け

梅の重さに対して10〜20%の粗塩をまぶして1~2週間ほど漬け込み、重しをして水が上がるのを待ちます。

梅干し作り

田植え

赤紫蘇の準備

梅干しを漬ける際に使用する赤紫蘇は、梅に色と風味を加える大切な役割を持っています。まず、収穫した赤紫蘇の葉を茎から丁寧に摘み取り、しっかりと水洗いします。その後、水気を切り、ボウルなどに入れて塩をまぶし、手でもむようにしてアクを出します。出てきた黒っぽい汁を捨て、さらに塩を加えてもう一度もみ、アクを取り除いた赤紫蘇を梅酢に加えます。

梅干し作り

田植え

紫蘇付け

赤紫蘇は、アクを抜いたあと梅と一緒に漬け込みます。加えることで梅干しに鮮やかな赤色がつき、風味も豊かになります。

梅干し作り

田植え

天日干し

梅雨明けの晴れた日に、梅を天日で3日間干します。風通しと日当たりの良い場所に、全体が均等に乾くように丁寧に並べて行きます。途中で上下を返して万遍なく乾燥させます。この工程を行うことで梅干しの風味を深め保存性を高めます。

梅干し作り

田植え

梅干し

出来上がった梅干しは清潔な容器に入れて保存し、食堂で提供しています。

椎茸栽培

田植え

椎茸駒菌打ち

境内地にはホダ場があり椎茸栽培を行なっています。間伐した1メートルほどの楢の木に椎茸の「駒菌打ち」を行い栽培します。駒菌(こまきん)とは、長さ約2センチメートル、直径約1センチメートルの細長い木片に、椎茸菌を培養させたものです。ドリルで穴を空け、駒菌を木槌で打ち込みます。

椎茸栽培

田植え

ホダ場の管理

駒菌を植え付けた原木は、ホダ場で約1年間寝かせておきます。気温や湿度などの条件が整うと、原木から椎茸が発生します。また、ホダ場では、原木を定期的に並べ替えて風通しの調整したり、落ち葉や雑草の除去を行うなどの管理を行っています。手入れを続けることで、数年にわたり椎茸の収穫が可能となります。

椎茸栽培

田植え

椎茸収穫

発生した椎茸は、傘が開ききる前の適したタイミングで手作業で丁寧に収穫します。傷つけないように根元からやさしく折り取るのがポイントです。

ノーミート料理として食堂で提供

メニ��ュー
謝恩祭

​収穫した果実や野菜は、神饌物として神前にお供えしています。また食材として利用し、練成道場食堂にてノーミート料理として提供しています。オープン食堂をはじめ、練成会でも旬の食材を使った料理を提供しています。

山菜

田植え

タラの芽の天ぷら

タラの芽をはじめとする山菜を天ぷらにする魅力は、自然の風味をそのまま楽しめることです。ほろ苦さや香りといった山菜特有の個性が、軽い衣と揚げ油の香ばしさによって引き立てられ、素材本来の味を活かした一品になります。また、歯ごたえも程よく残り、豊かな食感も楽しめます。塩を少し添えるだけで、調味料に頼らずとも味が決まるのも魅力です。収穫したばかりのタラの芽は、さっと水で洗い、軽く水気を拭き取ります。衣は小麦粉を冷水で溶いたシンプルなものを使い、素材の風味を生かすように軽くくぐらせて揚げます。

山菜

田植え

ノビル

ノビルは香りが良く、辛味もやわらかいため、生のまま食べられる春の山菜です。よく洗って泥を落とし、根元の皮を軽くむけば、味噌を添えてそのままおつまみにしたり、刻んで薬味やサラダにも使えます。シャキシャキとした食感と独特の風味が魅力です。野生のものは辛味が強いこともあるため、苦手な方はさっと湯通しすると食べやすくなります。

山菜

田植え

筍・ワラビの煮物

筍やワラビなどは、煮物にすることで旨味や香りが引き立ち、春の恵みをじっくり味わえる食材です。だしを含ませながらゆっくり煮ることで、それぞれの食感や風味が調和し、やさしい味わいに仕上がります。味がなじむほどに深みが増し、冷めても美味しくいただけるのも魅力です。自然とのつながりを感じさせ、食卓を豊かにしてくれる一品です。

bottom of page